廃墟と化したホテルを解体し、日本が誇る美しい景観地を取り戻す 『天人峡温泉地区復興プロジェクト』|JALのマイルがたまるクラウドファンディングサイト

廃墟と化したホテルを解体し、日本が誇る美しい景観地を取り戻す 『天人峡温泉地区復興プロジェクト』

東川町
廃墟と化したホテルを解体し、日本が誇る美しい景観地を取り戻す 『天人峡温泉地区復興プロジェクト』
受付終了
寄附総額
627,000
目標金額50,000,000
寄附人数
36
残り日数
0

達成率
0%

北海道東川町ってどんな町?

日本最大の自然公園「大雪山国立公園」の区域の一部を有する自然豊かな町

東川町は、北海道のほぼ中央に位置する、人口約8,600 人の町です。
そのうち移住者が約5割にも上る東川町は、ひと言では言い表せない様々な魅力がある町です。

まずは、北海道らしい大自然に囲まれた環境。東部は山岳地帯で大規模な森林地域を形成し、日本最大の自然公園「大雪山国立公園」の区域の一部になっています。北海道の峰といわれる大雪山連峰の最高峰旭岳(2,291m)、柱状節理がシンボルとなっている天人峡地区は、東川町域に所在。豊富な森林資源と優れた自然の景観は、観光資源として高く評価され、散策やスノーハイク、キトウシの森でのキャンプなど、多くのアクティビティを楽しむことができます。

また、北海道屈指の米どころで、大雪山旭岳からの豊富な雪解け水で育った東川米の食味は全国でも評価されています。日本五大家具産地である旭川家具の約30%を生産する地でも知られており、市街地内の商店などには古くから取り組んでいる木彫看板が並んでいます。

もちろん、1985年から「写真の町」として長年様々な文化を起点として取り組んでおり、世界に開かれた文化の香り高いまちづくりも魅力。近年は、おいしくて雰囲気のいいカフェやレストラン、おしゃれなセレクトショップが増えており、まち巡りが楽しめるのも魅力のひとつです。
東川のことを知るには、まちなかにある複合交流施設「せんとぴゅあ」へ。ギャラリーでの展示や書籍を通じて、東川が大切に育んできた様々な文化に触れられます。

日本が誇る、美しく豊かな景勝地「天人峡」

景勝地としての誇り、その美と緑豊かな大地が語り部となる

大雪山国立公園は、北海道中央部に位置し、日本に34 ある国立公園のうちの一つで、陸域では日本最大の国立公園です。神奈川県とほぼ同じ面積があり、広大な国立公園です。

原生的な山岳地域であり、北海道最高峰の旭岳(2,291m)を主峰とする大雪火山群を中心に、トムラウシ山から十勝岳連峰、石狩岳連峰などの壮大な山々や、北海道を代表する石狩川と十勝川の源流地域を含む「北海道の屋根」といわれる一帯が国立公園に指定されています。

天人峡地区は、その大雪山国立公園における重要な景勝地の一つであり、大雪山の西麓に位置し、石狩川の支流である忠別川がつくった渓谷です。

北海道一の落差約 270mを誇る羽衣の滝や、忠別川の両岸に連なる柱状節理の岩壁と優れた河畔林からなる渓谷景観を鑑賞することができます。

そして、羽衣の滝の自然探勝や大雪山連峰登山の基地となる温泉宿もあり、大雪山国立公園を訪れる方々の滞在拠点の一つとなっています。

廃墟が立ち並ぶ現状とその影響

廃墟の寂寥が刻む未来への挑戦

大雪山国立公園に指定されている天人峡ですが、天人峡に複数軒あった宿は、利用形態の時代の変化へ対応しきれなかったことや度重なる豪雨災害から利用者数が減少し、今では1軒の宿をのぞき経営が立ちゆかなくなり、建物が廃屋と化した状態です。

現在は、廃屋化した建物が目の前に立ちはだかり、これらの素晴らしい景観を阻害しており、天人峡地区を訪れた方々の気分を損ねる状況となっています。

また、羽衣の滝へは、廃屋化した建物の横を通らないと行くことができません。

このまま廃屋が放置されれば、今後、いつ廃屋の屋根や壁が羽衣の滝へ向かう道に落ちてくるとも限りません。

そのような事態になれば、道は通行止めになり、羽衣の滝へ行くことは叶わず、私たちは間近に名瀑の迫力を感じることもできなくなるでしょう。

負の遺産である廃屋を撤去、跡地を有効利用し、天人峡地区の魅力をより一層引き出すことが重要です。

元あった天人峡の姿に近づけるために

天人峡の原風景に還る喜び、再生のプロセスを共に

本来非常に豊かである天人峡の自然資源を次代に繋ぐため、このままの姿に放置することはでないことから、令和4年より建物の除去から跡地整備に関して、大雪山国立公園天人峡地区魅力向上検討会を立ち上げ、林野庁、環境省、国土交通省、北海道などの関係機関と地元東川町、美瑛町により検討を重ね、本来の天人峡が持っていた人と自然が共存する姿に近づけるため、東川町と美瑛町が事業主体となり、天人峡温泉の環境保全(レクリエーションの森復活)に取り組んでいます。

この取り組みを推進するために、多額の資金が必要です。「ふるさと納税」や「企業版ふるさと納税」など、寄附者の方々にも税制のメリットになる仕組みを活用して資金を集めておりますので、ぜひみなさまからのご協力をお願いいたします

寄附金の使い道

目標金額が上回った場合、下回った場合にかかわらず、みなさまからの寄付金は天人峡地区再生に伴う、廃屋撤去工事費、環境整備工事費に充てさせて頂きます。

【解体工事実施期間】
R5年11月着工
R6年12月竣工予定

【整備事業実施期間】
R7年4月着工
R9年3月竣工予定
※解体工事の進捗状況等により期間が変更になることを申し添えます。

【事業費金額】
〇総事業費 17億円
内訳)国による支援  14.5億円
   東川町の負担額 2.5億円

【費用項目】
・廃屋解体工事費用
・解体後の跡地整備にかかる工事費用
 
※皆様からいただきました寄附金のうち、お礼の品を選んでご寄付頂いた場合、50%はお礼の品調達費用等の経費に充当させていただき、残り50%を本事業のために活用させていただきます。

寄附者のみなさまへ

私たちは大きな決断をしました。

小さな町にとって、あまりに大きな苦渋の決断であり、大きなチャレンジでもあります。

天人峡・・・北海道、そして日本が誇る大雪山国立公園の中でも、秘境の地としての美しさと価値は、歴史的にも多くの方々を魅了した名勝地であり、落差270mの羽衣の滝は地域にとってもシンボル的な存在です。

国立公園エリア内、廃墟建物は民有、用地は国という複雑な条件下、多くの関係者の知恵と努力によって、私たち地元自治体が発注者となる解決策は、今後の先進事例となることと思いますが、地元が抱える負担も大きなものとなります。

まずは、天人峡を自然豊かな原風景として取り戻し、未来にわたり誇れる場所として再生させることが私たちの使命であるとの覚悟です。

これから数年後、素晴らしい景勝地として復活した天人峡の姿を、ご支援頂く皆様と一緒に見て喜び合いたいとの願いです。

全国の皆様からの温かいご支援を心よりお願い申し上げます。

応援下さった皆様へのお礼の品

今回のJGCFプロジェクトでは、応援して下さる全国の皆様にお届け出来ることを楽しみにしていますので、
ぜひ返礼品を選んでいただけるとうれしいです。