ロードキル多発道路を世界で一番アマミノクロウサギにやさしい道路へ|JALのマイルがたまるクラウドファンディングサイト

ロードキル多発道路を世界で一番アマミノクロウサギにやさしい道路へ

徳之島町
ロードキル多発道路を世界で一番アマミノクロウサギにやさしい道路へ
受付終了
寄附総額
1,040,500
目標金額1,000,000
寄附人数
98
残り日数
0

達成率
0%

達成

~ずっと ともだち~ 世界の宝 アマミノクロウサギ

世界自然遺産、鹿児島県徳之島。
生物多様性豊かな森には、世界中でもこの地域にしか生息していない特別天然記念物アマミノクロウサギが暮らしています。
徳之島に暮らすアマミノクロウサギの数は200頭と推定されています。
アマミノクロウサギの寿命は約15年。大きいものになると体長50㎝、体重3,000g程度まで成長します。
天敵から身を守るため開けた場所でフンをする習性があり、道路上ではフンの固まりを見かけることが多々あります。

子育てについては、子ウサギがハブなどから襲われることを防ぐために、子育て専用の巣穴を掘り、2日に1回のペースで授乳します。
約1か月後、子ウサギは子育て専用の巣穴を飛び出し、親ウサギとともに巣の外での行動を始めます。

春・秋、巣から出たばかりと思われる小さなウサギを道路上で見かける機会も多くなります。

世界自然遺産の森に隣接する道路

アマミノクロウサギなど希少な動物たちが暮らす森のすぐ近くには、島の人たちが利用している道路が隣接しています。
人と動物たちが暮らす自然の距離がとても近いこと。
世界自然遺産 徳之島の特徴の一つです。

増加するロードキル(交通事故)件数

徳之島町では、希少種の保護に向けて林道の利用者制限、野良猫の不妊去勢手術など様々な活動を行ってきました。
これまでの取り組みが功を奏し、希少種たちの数は増加傾向にあり、地域の人たちにとって動物たちが身近な存在になっています。
一方、車両との接触により命を落とすアマミノクロウサギも増加傾向にあり、令和4年は過去最高であった19件を上回るペースでロードキルが発生しています。

ロードキル(交通事故)防止に向けたこれまでの取り組み

徳之島町では、これまでに交通事故(ロードキル)が多発している道路を中心に、アマミノクロウサギ飛び出しを喚起する看板を設置しています。
また、昨年度は島の玄関口である空港に立体看板の設置、道路への飛び出しを抑制する防護柵の設置を行いました。
しかし、ロードキルをゼロにするためにはまだまだ対策が必要です。

ロードキル多発道路を世界で一番アマミノクロウサギにやさしい道路へ

今回のプロジェクトでは、ロードキルが多発している道路において、車両のスピードを抑制する減速帯を8基設置します。
スピードを抑制に加え、車両が段差を走るときに発生する振動や音でアマミノクロウサギを道路から一時的に遠ざける初めての試みです。
このほか、アマミノクロウサギが特に出没する区間(7.5km)を”アマミノクロウサギロード“として定め、出入り口に大型看板の設置や路面塗装を行います。

希少種による農作物への食害問題の解決

ロードキルの問題同様に、アマミノクロウサギの行動範囲の広がりにより、農作物などをかじってしまう食害問題が新たに発生しています。
徳之島町ではこれまでもふるさと納税などを活用して、食害問題の解決に向けた取り組みを農家さんたちと行ってきました。


島の特産品であるタンカン(柑橘果物)の幼木をかじってしまう問題に対しては、木の樹皮を覆うように突起状のシートを巻くことで、アマミノクロウサギはタンカンの木をかじることなく、園内の雑草を食べることが分かっています。

※写真はアマミノクロウサギとの共生を目指す「タンカン果樹園」の農家さん
タンカンの幼木にはウサギさんにかじられないように1本1本シートを巻いています。

共生を目指すタンカン果樹園内で生活しているアマミノクロウサギの親子

徳之島町でアマミノクロウサギとの共生を目指すタンカン果樹園では、アマミノクロウサギの親子が大きな巣を作って生活しています。
とても警戒心の強い動物ですが、農家さんのやさしさを感じたのか、親子でのんびりと暮らしているようです。
徳之島が目指す共生できる環境が、この果樹園では実現しています。

人と動物たちが共生できる島に

これまで島の森の奥深くでしか観察することができなかったアマミノクロウサギ。
今では集落付近の畑や道路で容易に観察することができるようになりました。
新たな変化に戸惑いながらも、人と動物たちが暮らしていける島に向けた取り組みを模索しています。
これまでの取り組みを1冊の絵本にまとめ、島の子どもたちに配布しています。
世界自然遺産の島として、一人ひとりが共生を意識した暮らしを行えますように。

応援いただいた寄附金の使い道

徳之島町では、今回のプロジェクト事業費400万円のうち、JALクラウドファンディングで100万円を目標に募集をさせていただきます。
もし、目標金額を超えた場合は徳之島に残された貴重な動植物を守る取り組みに活用させて頂きます。
※目標金額に達成しなかった場合でも、事業を実施致します。(※一部事業の見直しあり。)
※事業費の一部については、他のクラウドファンディングでも寄附を募集しております。

自然保護担当者から寄附者のみなさまへ

この島の中で共に暮らしてきたアマミノクロウサギ。
ロードキル対策では、様々な対策を考えながら、世界で一番アマミノクロウサギにやさしい道路を目指します!
また、食害対策では島の農家さんと協力しながら、お互いが仲良く暮らしていける環境づくりに取り組みます。
ずっとずっとトモダチで在り続けるため!!
ぜひ皆様の協力をお願い致します。

徳之島町ふるさと納税SNSでも情報発信中です!

本プロジェクトの様子は、徳之島町ふるさと納税SNSでも随時発信していきます。
私たちがアマミノクロウサギを守る取り組みをぜひご覧下さい。

◆鹿児島県徳之島町ふるさと納税Facebook
https://www.facebook.com/2179636908931651/

◆鹿児島県徳之島町ふるさと納税Twitter
https://twitter.com/tokuno_furusato

今回のプロジェクトのオリジナル返礼品

私たち鹿児島県徳之島町ふるさと納税は、愛称を「アマミノクロウサギふるさと納税」として、同じ島に暮らす“トモダチ(アマミノクロウサギ)”を守る活動に力を入れています。
応援くださった皆様には、今回のプロジェクトオリジナルの返礼品をご用意しておりますので、ぜひ一緒に可愛いトモダチを守る取り組みにご協力いただければ幸いです。

《担当者からのおススメ》
今回のプロジェクトの返礼品の中には、アマミノクロウサギとの共生を目指すたんかん農家さんの“たんかん”を返礼品としてご用意しています。
2023年2月~3月頃の発送となりますが、上品な甘みが人気の柑橘果物で、ウサギさんも幼木をかじってしまうほど美味しい島フルーツです。
農家さんが果樹園を守りながら、ウサギさんを排除することなく、農園内で自由に遊ぶことができる環境を作ってくださっています。
ふるさと納税返礼品として選んでいただくことで、農家さんの安定した収入につながり、アマミノクロウサギの保護活動を更に進めることが出来ますので、ぜひご検討いただければ幸いです。

応援下さった皆様へのお礼の品

今回のJGCFプロジェクトでは、応援して下さる全国の皆様にお届け出来ることを楽しみにしていますので、
ぜひ返礼品を選んでいただけるとうれしいです。