紀元前4000年頃にはすでに栽培されていたといわれる、歴史の古いフルーツぶどう。日本でも鎌倉時代から栽培されていたといわれています。その歴史の古いぶどうも、品種改良が進み現在の日本では、50種類以上の品種のぶどうが栽培されています。
その多くの品種のぶどうのなかから、ふるさと納税で人気のぶどうを紹介致します。
シャインマスカット
2006年に、ぶどうの品種登録された「シャインマスカット」。JALふるさと納税の返礼品のなかでも人気の高い返礼品です。
見た目はきれいな黄緑色で、粒は楕円形、ぶどうの皮が薄くてやわらかいので、そのまま皮ごと食べれます。口に入れると、マスカットの爽やかな香りが口の中にふわっと広がり、その後にみずみずしく上品な果汁の甘みが楽しめます。
データ
【糖度】20%
【種】なし ※基本種無し処理済
【出荷の時期】7月~9月
【由来】ぶどう安芸津21号×白南
※記載データーは、あくまでも目安です。主要な産地のJAや市町村役場などのデーターをもとに作成しております。
バイヤーからの一言
シャインマスカットの旬は、夏から秋にかけてですが、産地や栽培方法によって収穫時期が異なります。
最近は、低温熟成させて冬に食べれるものもでてきてます。
食べ頃を見分けて、美味しいタイミングで食べましょう。
食べ頃のポイントは、粒の色と張りです。
粒の皮が黄色に近ずくと完熟してきている証です。
粒が均一で適度に張りがある状態が食べ頃ですよ。
瀬戸ジャイアンツ(桃太郎ぶどう)
1979年に、岡山県で育成された品種登録されたぶどう「瀬戸ジャイアンツ」。「桃太郎ぶどう」の名称で商標登録され、岡山を代表するぶどうのひとつとしても、出荷されています。
しっかりとした食感で、皮ごと全部食べれます。
粒をよく見ると桃にあるような「くぼみ」があり、形からも桃太郎を連想できます。
データ
【糖度】18~19%
【種】なし ※基本種無し処理済
【出荷の時期】9月
【由来】グザルカラー×ネオ・マスカット
※記載データーは、あくまでも目安です。主要な産地のJAや市町村役場などのデーターをもとに作成しております。
バイヤーからの一言
瀬戸ジャイアンツは、大粒で食べ応えもあり、皮が薄く、果肉も歯切れ良くパリッとしてます。さらに、酸味も控えめで上品な甘さも楽しめます。
冷やして水洗いし、そのまま食べるのがおすすめですが、ケーキやパフェのトッピングも最適ですよ。
みずみずしくパリッとした食感と、上品な香りと甘さが、スィーツを一層美味しくしてくれます。
ニューピオーネ
日本人好みのぶどうのひとつ「ピオーネ」。
種無しと種ありを区別するため、種無しのものを「ニューピオーネ」と名付けましたが、今では種無しが主流となったため、種無しでも「ピオーネ」と呼ばれているものもあります。
ずっしりと重みを感じる大粒で、紫黒色のぶどうです。この色が濃いほど甘いといわれてます。食感もやわらかく、香りも芳醇さと爽やかさを兼ね備えています。
データ
【糖度】18~20%
【種】なし ※基本種無し処理済
【出荷の時期】8月~11月
【由来】巨砲×カノンホール・マスカット
※記載データーは、あくまでも目安です。主要な産地のJAや市町村役場などのデーターをもとに作成しております。
バイヤーからの一言
ピオーネは、甘くてコクのあるぶどうです。
美味しく食べるためには、冷やしすぎないのがおすすめです。冷やしすぎるとその美味しさが十分に楽しめません。食べる前に冷蔵庫で30分くらい冷やしてピオーネの甘さを感じながら楽しみましょう。
また、ピオーネは、皮と身の間に美味しい旨味が詰まっているので、口に入れて皮をだす食べ方もいいですよ。
その美味しさを簡単に楽しめます。
マスカット・オブ・アレキサンドリア
「マスカット・オブ・アレキサンドリア」は、北アフリカを原産とする古い品種のぶどうで、ローマ帝国時代に地中海各地に広がったといわれています。
この歴史のあるぶどうは、いまでも世界各地で高級品種のぶどうとして栽培されています。
日本では明治時代に兵庫県に導入されたのが最初とされ、マスカットといえば「マスカット・オブ・アレキサンドリア」を指していると言って良いでしょう。
データ
【糖度】20%
【種】あり
【出荷の時期】9月
【由来】不明
※記載データーは、あくまでも目安です。主要な産地のJAや市町村役場などのデーターをもとに作成しております。
バイヤーからの一言
マスカット・オブ・アレキサンドリアは、ぶどうの女王といわれるほど、気品のあるぶどうです。
つやのあるエメラルドグリーンの外観と、甘みと適度な酸味のバランスの取れた味わい、そしてマスカット香と呼ばれる高貴な香り、まさに「ぶどうの女王」の風格を持つぶどうと言えます。
種無しにするのが難しい品種で、現在は種が存在するものがほとんどですが、その味わいから「本当のぶどう好きに好まれているぶどう」と言えると思います。
巨峰
「巨峰」は、1945年に命名され、1955年に商標登録されたぶどうです。正式な品種名は「石原センテニアル」といいます。1粒が10~15gと大きく、1房でいうと600gを超えるものもあります。ただ、あまり大きくなりすぎると甘みも落ちてくるので、生産者は適度に間引きをして、粒の数と大きさのバランスを考えながら育てます。生産者の技が活きるぶどうと言えます。
データ
【糖度】18~20%
【種】あり ※種無しもあり
【出荷の時期】4月~12月
【由来】石原早生×センテニアル
※記載データーは、あくまでも目安です。主要な産地のJAや市町村役場などのデーターをもとに作成しております。
バイヤーからの一言
巨峰は、紫黒色の大粒で果肉も歯ごたえがありしっかりとしています。果汁も多く、甘みが強くてやさしい酸味もあります。まさにぶどうの王様と言えますね。
皮に白い粉(ブルーム)が多くついているものがありますが、これは脂肪酸などでできた天然成分が果皮の表面に浮き出たものです。これがついているほど新鮮な証拠ですので、ついてるほうがおすすめです。
巨峰は、ハウス栽培から露地栽培と長い期間楽しめます。返礼品の定期便にもおすすめです。