世界で愛され続けている、人類が口にした最古の果物といわれる「りんご」。
甘みと酸味が楽しめ、食べやすく、栄養価も高いのでお好きな方も多いのではないでしょうか。
日本でも多くの地域で様々な種類のりんごが栽培されています。今回は、その人気のりんごを品種で分けて紹介致します。
ふじ(サンふじ)
りんごを代表する品種「ふじ」。
日本だけでなく、世界で最も生産量が多いりんごです。 果汁が豊富で、蜜が入りやすく甘味もあり、香りもしっかりとしています。食べた時の食感もシャキシャキと心地よく、全てにおいて優れたりんごです。
甘み
酸味
香り
食感(硬さ)
※記載データーは、あくまでも目安です。主な産地のJAや市町村役場などの データーをもとに作成しております。
バイヤーからの一言
「ふじ」と「サンふじ」は、栽培方法の違いによって名前が変わってます。袋をかけて育てる有袋栽培が「ふじ」、袋をかけずに育てる無袋栽培が「サンふじ」です。
「ふじ」は、袋をかけるので色むらが少なく、見た目の良いりんごになります。逆にサンふじは、太陽の光をいっぱい浴びて育つので甘みが増し、濃厚な美味しさが楽しめます。
それぞれメリットはありますが、旬の時期の蜜のたっぷり入った「サンふじ」は、おすすめです。
シナノゴールド
長野県で育成された品種「シナノゴールド」。
やや大きめな果実で、表面は黄緑色から熟すにれてきれいな黄色になります。
果汁も豊富で、甘みも強く、糖度は14~15%程になります。 更に、ほどよい酸味と甘みのバランスも良く、海外からの評価も高いです。
甘み
酸味
香り
食感(硬さ)
※記載データーは、あくまでも目安です。主な産地のJAや市町村役場などの データーをもとに作成しております。
バイヤーからの一言
このりんごは果肉がしっかりとしているため、加熱調理にも適してます。アップルパイなどのお菓子に使用するのもおすすめです。
また、貯蔵にも適しているので、収穫後3ヶ月くらいは冷蔵庫で保存できます。
シナノスイート
長野県で育成された品種「シナノスイート」。
りんごの黄緑色の表面が、育つにつれてきれいな赤色に着色されていきます。
果肉はやややわらかめ、香りがよく風味豊かで、果汁も豊富です。酸味はやや弱めなので、その分甘みが引き立ちます。
甘み
酸味
香り
食感(硬さ)
※記載データーは、あくまでも目安です。主な産地のJAや市町村役場などの データーをもとに作成しております。
バイヤーからの一言
子供から年配者まで、幅広い層に人気のりんごです。果肉が少しやわらかめで食べやすく、酸味が弱いので甘みが強く感じられ、濃厚な味わいを楽しめます。
普段りんごを食べない方にも、おすすめできるりんごです。
つがる(サンつがる)
青森県で育成された品種「つがる」。
日本で、「ふじ」の次に生産量が多いりんごです。
りんごの旬としては早い8月に収穫できるりんごです。 果汁は豊富ですが、果肉はややかためで、シャキシャキとした歯ごたえが楽しめます。
酸味と甘味のバランスが取れ、風味の良いりんごです。
甘み
酸味
香り
食感(硬さ)
※記載データーは、あくまでも目安です。主な産地のJAや市町村役場などの データーをもとに作成しております。
バイヤーからの一言
「つがる」の地色は、黄緑色ですが袋をかけて育てることによって、きれいな赤色に着色します。
袋をかけずに育てたものは、「サンつがる」と呼ばれ、着色も少し薄めですが、甘みは強くなります。
「つがる」は、8月に収穫できるりんごのため、色づきが薄いものもありますが、お尻の部分が黄色っぽくなっていれば熟してます。食べごろを見極めてお召し上がりください。
王林
福島県で誕生した黄緑色のりんご(青りんご)の代表格「王林」。
「りんごの中の王様」という意味を込めて命名されました。
独特の香りと、甘さで根強い人気があり、日本で 「ふじ」「つがる」に次ぐ生産量のを誇ります。
甘み
酸味
香り
食感(硬さ)
※記載データーは、あくまでも目安です。主な産地のJAや市町村役場などの データーをもとに作成しております。
バイヤーからの一言
王林は、食感もサクッとして軽く、皮も薄いため丸かじりしやすいりんごです。
口当たりも良く、後味もさっぱりしてます。
芳香がよくて、酸味も少ないので小さなお子さんにも好まれてます。ジュースなどに加工しても美味しく召し上がれます。