生産者の声 vol.5~世界自然遺産登録の島で取り組む循環型農業~|JALふるさと納税
vol.5 世界自然遺産登録の島で取り組む循環型農業 vol.5 世界自然遺産登録の島で取り組む循環型農業

 JALふるさと納税のおススメ返礼品を実際に生産している「生産者」の声をお届けします。今回は、奄美大島の海水を焚き上げた「釜焚塩」と奄美市ふるさと納税のなかで初登場となる「島らっきょう」の返礼品をつくる生産者のこだわりをお伝えします。 身体にも環境にも優しい循環型農業で高木さんご夫妻が育てる「島らっきょう」は、島の近所のオジィ・オバァたちからも大人気。天ぷらにした「島らっきょう」と、5日間かけて薪で丁寧に焚き上げたミネラルたっぷりの「釜焚塩」は最高のコンビネーション。 循環型農業で、おいしく、安心・安全で環境にやさしい「島らっきょう」と「釜焚塩」を是非味わってみてください。

奄美の大地の未来を描いて
環境にも自然にもやさしい循環型農業

 2018年に奄美に移住されたお二人。お二人は和歌山県と九州のご出身。移住前もトカラ列島の宝島で農業・塩づくりをされていましたが、近海で起きたタンカー衝突事故の影響で、続けることができなかったそうです。もともと自給自足・離島内でのコミュニティに興味があった高木さんご夫婦は、偶然奄美大島へ家がみつかり移住。移住後も「塩づくり」や農業を続けたいという強い思いから奄美でも塩づくりを始めました。
 災害を通し、すべて失う経験をしたからこそ、大規模に農地を管理し、多くの農作物をつくっていくより、自分達の生活範囲内の最小限で農業・塩づくりを行うことを決めたとのことです。全体を見渡せる中で手の届く範囲で生産を行うと、自然に農薬・化学肥料・除草剤・防腐剤を使用しなくとも農作物をつくることができるようになり、本来ならば廃棄するものを肥料として使用し、資源を循環させる農業システムの循環型農業が実現できました。

高木さんご夫婦の写真

大自然のなかで育つ
奄美大島産「島らっきょう」

 奄美大島産のらっきょう?となる方もいらっしゃるかもしれません。沖縄産の島らっきょうが有名ですが、実は奄美でも生産されています。一般的ならっきょうの旬は春から初夏にかけてですが、奄美の温暖な気候から、自然に近い環境での露地栽培を行う「島らっきょう」は12月~2月が旬となります。それだけ奄美の環境が、実はらっきょうづくりに適しているのです。
 奄美市笠利町にある3年以上使用されていなかった遊休農地を開墾し、栽培期間中は農薬、化学肥料、除草剤、防腐剤を一切使わずに育てています。そんな島らっきょう。島の近所のオジィ・オバァたちからも大人気で今では直接高木さんに注文の電話がかかってくるそう!
 また、今回返礼品として初登場した奄美大島産島らっきょうは、「2年らっきょう」と呼ばれる、植え付けから収穫までおよそ1年半かけて育てた良質ならっきょうのみをお届けいたします。奄美の太陽のエネルギーをたっぷり蓄えた自然の島らっきょうをぜひご賞味ください!

島らっきょうの写真

奄美の清浄な海水から
こだわりの釜でつくる「釜焚塩」

 奄美へ飛行機で来島する際に、空からみえる広くきれいな海の景色がとても綺麗で印象に残るという話を来島される方からよく聞きます。ご紹介する「釜焚塩」は、その海がある奄美大島の北端用岬の清浄な海水を使用しています。結晶は大きく、光が当たればキラキラと宝石のように輝く、美しく、おいしく、安心・安全で環境にやさしいお塩です。
 奄美大島のなかでも広い海が中心にある笠利町海水からとれる塩を「しぼり」という2次元の金属版を3次元の成型することができる手法をつかい、大きさ/素材/厚さまでこだわったステンレス丸釜使用で、焚火のエネルギーは(防腐剤の含まれない)薪のみを使用し、約5日間かけて焚き上げる製法にこだわっています。海水は、黒潮が流れるミネラルが豊富なところから汲まれますが、そこから火力・濃縮時間の絶妙な調整により、旨みのあるミネラルバランスのとれた塩を作ることが出来ます。さらに、製造過程で出た木灰・カルシウム・にがりは農園への肥料に使用しており、循環型農業の一部としての塩作りが実践されています。

塩を焚く窯の写真
防腐剤が含まれない薪

世界自然遺産の島「奄美大島」からの贈り物

 2021年7月に世界自然遺産に登録された奄美大島。鹿児島本土と沖縄本島のほぼ中間に位置する奄美市では、亜熱帯の森の魅力を満喫できる金作原、日本有数の大きさを誇るマングローブ林、美しい水平線の大パノラマを展望できるあやまる岬など、貴重な自然と多くの景勝地を有しています。そんな自然の魅力たっぷりの奄美大島より、今回ご紹介した「島らっきょう」「釜焚塩」の他にも、恵まれた自然を活かして生産された返礼品が数多くあります。季節のフルーツでは、6月頃~パッションフルーツ、7月8月頃~マンゴー、12月頃~つのかがやき、2月頃~たんかんが登場しております。他にも奄美ならではの特産品である、サトウキビの黒糖から製造される「黒糖焼酎」、世界三大織物のひとつである「大島紬」、「鶏飯」をはじめとする奄美群島の郷土料理。さらには美しい海・川・森を直接体験できる返礼品もご用意しております!
 ふるさと納税の返礼品を通して奄美の自然を体感してみませんか?
(C)Amami City

奄美大島の風景写真
鶏飯の写真
島らっきょうの天ぷらと釜焚き塩