生産者の声　vol.8～熊本県のオリジナルいちご「ゆうべに」～

　 JALふるさと納税のおススメ返礼品を実際に生産している「生産者」の声をお届けします。今回は、冬から春にかけて旬を迎える「いちご」の中で、2015年に熊本県で誕生したブランドいちご「ゆうべに」の魅力をお伝えします。是非、皆さん、味わってみてください！

水の郷　嘉島町

　熊本県の中心都市である熊本市の南東に位置し、熊本県内市町村の中で一番小さな町「嘉島町」。豊富な水と平坦な地形という好条件のもと、米・麦・大豆などの栽培が盛んな嘉島町ですが、町内には大型ショッピングモールもあり、町内外から多くの人が訪れる田舎と都市とがコンパクトにまとまったとても住みやすい町です。
　「水の郷　嘉島町」の所以は、四方を緑川・加勢川・矢形川に囲まれ、「平成の名水百選」に選ばれた「六嘉湧水群・浮島」をはじめ、阿蘇の伏流水が湧き出る湧水池が至る所に点在していること。六嘉湧水群は大規模な湧水群の総称で、特に浮島は、日量13万トンの質の良い豊富な湧水量を誇ります。また近隣にある「嘉島湧水天然プール」は、湧水の中に作られている全国でも稀な天然プールで、現在も夏期には町内外から多数の涼を求める人々で賑わっています。さらに、生活用水の100％を地下水で賄っているのも「水の郷」といわれる大きな理由です。

2015年（イチゴイヤー）に誕生した「ゆうべに」

　「ゆうべに」という品種のいちごを、皆さんはご存じですか？
2015年、100年に一度のイチゴ（15）イヤーに「ゆうべに」は誕生しました。熊本の「熊（ゆう）」といちごの「紅（べに）色」をあわせて「ゆうべに」。華やかさと上品をイメージして名付けられた、熊本県オリジナルの品種です。極上の一粒を作るために、なんと約10年。研究を重ねに重ね、誕生したいちごでもあります。特長は、まず大玉でキレイな円錐形の見た目。そして鮮やかな紅色はゆうべにならでは。見栄えの良さも「ゆうべに」が評価されているポイントです。贈答用にも大変人気の品種となっており、香りも強く、ゆうべにが並んでいると周囲が芳醇な香りに包まれます。また、酸味と甘味の絶妙なバランスも特徴。やや控えめな酸味によってより甘味が際立ち、たっぷりの果汁が口の中に広がります。従来の品種と比べ、出荷が始まる11月から12月にかけての収穫量が特に多く、また5月までの出荷期間を通しての収穫量も安定しており、多くの皆様にそのおいしさを楽しんで頂けます。果実に空洞もできにくいので、ぎっしりと「ゆうべに」を味わうことが出来ますよ。

きれいな水で作られたいちごは格別！

　嘉島町の地下には雄大な阿蘇の伏流水が流れています。熊本県阿蘇地方は自然が生んだ特殊な地形とその性質によって、豊かで良質な水資源に恵まれています。地層などの天然フィルターを通してミネラル成分などが溶け込み、長い月日をかけて良質な地下水となります。永田農園ではその伏流水をボーリングして汲み上げ、栽培するいちごにふんだんに使用しております。いちごの保有水分量は約90％。美味しいいちごを育てるためには、綺麗でおいしい水が欠かせないのです。
　また、いちごには様々な栄養素が含まれており、「ビタミンC」はなんとみかんの2倍ほど！他にも女性の身体に嬉しい「葉酸」や、むくみを改善、予防してくれる「カリウム」、腸内環境を整える「食物繊維」など、健康や美容に嬉しい栄養素がた～くさん！牛乳やヨーグルトなどの脂肪分と一緒に食べることで、ビタミンCの吸収が良くなり、風邪予防にもなりますよ。永田農園のいちごは最低限の農薬で栽培していることもあり、子供からお年寄りまで、皆様に食べて頂きたい逸品です。

永田農園のこだわり

　いちご栽培には、高設栽培と土耕栽培の手法がありますが、永田農園ではいちごの根域を制限しないよう、土耕栽培を採用しています。また、ハウス内をいちごに最も適した温度に保つよう、温度管理も丁寧に行っています。気温が下がる真冬には、一晩中ボイラーを焚くこともあるそうです。そんな永田農園のいちご、なんと2022年には「面積当たりの収穫量」が、嘉島町が所属する上益城管内で１番に輝き、表彰を受けました！
　熊本県はいちごの収穫量が、実は全国第3位。しかしゆうべには、現在県内でしか栽培されておらず、各所に出荷はされているものの、まだまだ全国での知名度は高くありません。「たくさんの方においしく召し上がっていただきたい」と永田さんは仰います。農業を初めて63年、御年80になるベテランが作るいちごは、地元でも美味しいと大評判！是非ふるさと納税を活用し、この機会にお試しいただけますと幸いです。

水の郷 嘉島町

2015年（イチゴイヤー）に誕生した「ゆうべに」

きれいな水で作られたいちごは格別！

永田農園のこだわり

水の郷　嘉島町