返礼品の特徴
年間に数本しか作ることができない、貴重なマキリ。渾身の一作です。
マキリとは両刃の小刀で、木製の柄と鞘には緻密な文様が刻まれています。山仕事や獲物の解体・調理、護身用などのあらゆる場面に欠かせない重要な実用品として常に腰に下げていました。
マキリづくりは男性の仕事とされ、使う本人が文様をデザインして彫り上げていました。
男性は自作したものを好きな女性に贈り、気持ちを伝えました。
本商品のマキリを制作する貝澤徹さんは、1989年、北海道アイヌ伝統工芸展で知事賞を受賞し、2018年には、大英博物館に作品が常設展示されました。
また、札幌駅構内/アイヌ文化を発信する空間「ミナパ」に展示してある、翼を大きく広げたシマフクロウのオブジェの製作者でもあります。
※台付きです。
【工芸家のご紹介】
1958年、二風谷に生まれ、工芸家の父(勉)やその仲間の職人に囲まれて育つ。 曾祖父の貝澤ウトレントクは、明治時代に名工といわれた二人のうちの一人。
その曾祖父から引き継ぐ伝統を重視しながら、そこに独自の感性と技術をとけ込ませ、自分らしさやメッセージを表現する独創的なアイヌアートに精力的に取り組んでいる。ふと気づいたことを題材に作品を創作。
代表作「UKOUKU(ウコウク)/輪唱」は、昔のアイヌ民族の入れ墨をした女性の手の写真から発想し、世代交代しながら文化が受け継がれるというメッセージをこめて創り上げた。
2020年5月31日(日)放送「情熱大陸」出演。北海道アイヌ伝統工芸展北海道知事賞ほか受賞多数。
「北の工房 つとむ」店主。
【アイヌ文様】
二風谷アイヌ工芸品の多くには華麗な文様が施されており、それらの多彩なデザインはかつて木彫は男性、刺繍は女性の手仕事として受け継がれてきた中で生まれたと言われています。
基本の文様にはモレウノカ(うずまきの形)、アイウシノカ(トゲのある形)、シクノカ(目の形)等があり、それらの組み合わせで複雑かつグラフィカルなデザインを創り出しながら、伝統を守りながらも組合せをアレンジして自分の表現としてデザインします。
文様には地域性が見られ、二風谷では木彫の場合、ラムラムノカと呼ばれるウロコ彫りを施すデザインもこの土地の特徴です。
【保存方法】
常温
返礼品詳細
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提供元 一般社団法人びらとりウレシパ 配送 [常温] 配送注記 3か月 -
内容量 マキリ×1 返礼品注記 ※本商品は受注生産のため、お届けまでに約 3 か月程お時間をいただきます。
※お届けする商品は写真と異なる同等品となりますので予めご了承下さい。
※画像はイメージです。
返礼品の感想
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